報道ステーション「闇に消えた計画普天間移転・・・」について

うみうさぎ

2006年04月21日 02:51

大分遅くなったが私なりの見た目をUP致します。


先日(4/12)とっておいた 

   「報道STATION」
   ** 番組欄 *******************
   ▽闇に消えた計画普天間移転案は40年前からあった
   ********************************

 をやっとみれた。



古館一郎がキャスターを勤めるニュース番組だが、
一時期のインパクトのある鋭いコメントがニュースコメンテイターになってからまったくなくなったように感じる。

(問題点を一応指摘はするのだが、感情がこもっていないというか・・・。うわべだけと感じるというか・・・。プロレスのアナウンサーらしくいかに大衆受けするコメントを言うかを第一に考えていると言うか・・・。)
うみうさぎの見た目を記録の為に以下に記述します。


今回の「報道ステーション」
** TV番組欄の内容 *************
21:54 報道ステーション
息子を殺された父親VS県警…無念の叫びは届くか?栃木リンチ殺人判決
▽闇に消えた計画普天間移転案は40年前からあった
********************************

は、
他のニュースの間に流れるその他のニュースと同じような扱いの
普通の「普天間基地移設先辺野古問題」の内容であった。

(番組欄にも「普天間」の文字が記載されていたので結構期待してみたのだが・・・)


番組の構成内容は、
●名護市長と額賀防衛庁長官の辺野古沖移設(浅瀬案)合意。の握手の瞬間の場面。

●名護市民が、名護市役所に押しかけ「名護市の意見を無視し勝手に合意するな!」と声を荒げる場面。

●1966年にアメリカが「海軍施設マスタープラン」として現在の辺野古に空・海の複合軍施設を作ろうとしていたという話。と、証拠資料の映像。

●それを作成したアメリカの設計会社への取材。
(今も空/海軍とつながりがあり今回の辺野古の仕事を受注するかも知れないのでコメントはしない。との事)

●もと、軍人でマスタープラン作成に名を残していた人の話。
  「私が40年前に考えたプランが今でも有効だって事ですねっ!」

  「はっはっはっ!」

  と高らかに笑う。
(これは印象的であった。
彼にとっては辺野古の住民が反対しているとか沖縄がどうだという事はまったく関係ないのであろう、自分のやった仕事が良い物だったとたいそう喜んでいた。)


●番組からのマスタープランが出来た時期の説明。
(「ベトナム戦争で米国がお金がなくて一大軍設備の建設を断念した」という事。)


●そしてその後(最後)に、意見を述べて終り。(キャスター陣)

 「辺野古への移設は米軍が昔から望んでいたものだったんですね」

 「米海兵隊のグアムへの移転費用で政府と米国はまだ折り合いがついていません」

 「辺野古への移設費用は安保条約に基づき日本が全額負担です」




んで、
すぐ次の普通のニュースに・・・。

正直にいえば、
こんなもんか・・・。という落胆とやっぱりね・・・という思い。。。。


でも、
都市部のキー報道番組が普天間を深く多く取扱わない中でこの事実を報道したのは評価したい。

だが、
果たしてたったあれだけの時間(わずか10分位であったであろうか?)・内容で一体どれだけの説得力が本土の見ている人に対してあったのだろうか。。。


終わったあとどんな番組だったか?と言われれば、

「辺野古浅瀬案に似ていた計画が昔にもあったんだね!」

としか思い出せない。
(まー、この計画を私が知っていたからそんなにインパクトがなかっただけなのかも知れないが。。。)

その後に続く、番組としての意見がないのだっ。
話もその元軍人一人の話しだけである。

あんな中途半端に情報を出すならもっと時間をかけて、深い番組にしてから出してほしかったと思う感はぬぐえない。


いずれにせよ、無いよりはいいかっ。。。。


またその辺の事を図入りで深くまとめられている方がいらっしゃるので興味のある方はそちらを覗いてほしい。
okinawa_maxi さんの所の書庫「米軍の長期計画」を参照。




その前の沖縄の番組 

   QABの「緊急報道特別番組・検証・米軍再編の道筋 」

が、余りにもすばらしかったのでこの都会の番組はとてもとてもショボク感じた。


(これはちかじか記事をアップします。)
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