観光客におすすめなイベント 「離島フェア2009」
宜野湾市 コンベンションセンターで
2009/11/27(土) 11/28(日)
「離島フェア2009」が行われている
ほぼ地元の人だが観光客のひとにも是非お勧めのうみうさぎ一押しの沖縄イベントである。
28日のライブはわたしが大好きな ジョニー です。
(え?わからない? 沖縄で ジョニー といったら 宜野湾 です (笑))
「島の数だけ笑顔がある」をテーマに、27日から29日まで「離島フェア2009」が宜野湾市の沖縄コンベンションセンターでおこなわれている。
会場には島々の特産品が並び、島の味わいをそのままに楽しめる「離島食堂」や伝統芸能公演、島唄(うた)のライブもある。
沖縄には160を超す島がある。有人島だけでも41を数える。長崎県に次ぐ国内第2位の数だ。閉鎖市場、輸送や生産コスト高、移動の困難さ、進学や医療の問題など多くの島々が「島ちゃび(離島苦)」を抱えている。
ところがフェアの会場には、そんなネガティブなイメージからは程遠い明るさと元気、そして笑顔があふれている。
島の個性をどう発揮するか。毎年、工夫を凝らしたイベントが話題をさらう。今年は童話「桃太郎」をそれぞれの島の方言で語る紙芝居大会が話題だ。
21回目を迎えたフェアには、102社・団体が参加し販売品目は800点以上もある。
過去、フェアで入賞した産品はその後、観光客の土産にとどまらず島を飛び出し、移出品として「外貨」獲得に貢献している。
フェアで人気の渡嘉敷島産米「ちゅらひかり」「黒米」は、今年は豊作で新米がフェアに直送されている。勝連漁協産のもずく餃子(ギョーザ)は、うるま市から那覇市の給食センターまで利用され、雇用促進効果も挙げている。
伊江漁協の「イカ墨じゅーしぃ」も昨年のフェアで初登場し、すでに10万食の販売実績を誇る。
民泊利用者の試食で味に磨きをかけ、郷友会がPRを担う。島を挙げての総合力が成功の秘訣(ひけつ)だ。
渡名喜島のモチキビは栄養価の高さから健康食ブームに乗って売れ行き好調だ。品薄続きは耕作放棄地の農地復活を呼び農業振興の柱になった。
特産品開発を通して島人(シマンチュ)の結束も高まっている。会場にあふれる笑顔は汗と苦労を重ねた歳月の分だけ深い。
もちろん品質や生産管理、販路の確立と拡大、名産品としてのブランド化、品質改善など行政の支援や出番も少なくない。そして島の笑顔には、島の産品を愛してくれるサポーターが何より必要だ。
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