タコ ムンチャー

うみうさぎ

2006年01月06日 22:00

今日はタコの種類その②です。

むんちゃー
むんつぁー
シガイ
イイダコ


沖縄のタコの中で小型で浜下り等や釣りでよく取れるタコです。
内地ではイイダコ
沖縄ではムンチャー シガイ とよく言われています。
沖縄各地で色々な名称で呼ばれていますが、
代表的なのは以下です。
沖縄名:
 ンヌジグワァ(平安座)
 ムンチャー(宮古)
 ムンツァン(小浜島方言)
 シガヤー(中城)
 シガイ(沖縄市)
 イイダコ(内地)


魚で卵を持ったものは「子持ち●●」というが、
蛸(イイダコ)の場合は「いい持ち」と言います。
川柳に「飯蛸は 丸かぶりして 味が出る (禿堂)」というのがありますが、
このイイダコは、丸のまま食べるのが一番美味しいといわれるタコで昔から貴重な食材でした。
秋から食べごろになると、卵巣が発達し、頭が大きくなってくる。
その子が詰まった頭をパクッ!と行くのである。

とっても 美味である!!

※ イイは飯の事でご飯が一杯詰まったタコの事である!!
中をみるとご飯粒の様な綺麗な白いイイが一杯詰まっている。
なので冬(10~12月)が一番美味しいたこです。

とても美味しいです!!

冬以外にも年中取れますがとくに冬が珍味になります。
普通の時期も食べて身は美味しいですよっ!!


平安座島には古くから伝わるイイダコ漁の方法として「ンヌジベント」というものがあり、
これは貝を紐に結んで投げてタコをとるという独特の漁方である。
今でも海中道路にいくと釣っている人を見かけます。
また、
平安座周辺の海で捕れるタコ類は、
ターク、シーガイ、ンヌジグワァと地元の人がいう名前のものがあり、
この3種類は、サイズや習性も異なり、それにともない漁法も異なってくる。
話している感じ、シーガイは以前「タコ」で書いた物と同一でンヌジグワァがイイダコと思われる。


竹富島には ンゾーと方言で呼ばれるイイダコ捕りがあります。



食べ方としては、マリネにしたり。
酢のものであえたり。
から揚げにすると絶品です。

データ:
ゴロタに生息し、干潮時干上がるような場所に生息する。
色は白や茶色や灰色が多くジットしていると見つけずらい。
警戒心が強く。昼は殆ど穴の中にいる。
穴は深く30以上にもなるものもある。
頭は小さく大きいものでピンポン玉位である。
足が細く長くとても吸い付く力が強い。引っ張ると体の方が負け足がちぎれる。

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