2006年03月01日
沖縄の卒業式の風景3/1・・・
ここ沖縄でも日本なので当たり前のように3月に各地で卒業式が行われます。
本土のように、
桜吹雪の中を卒業していく(または、入学式)というイメージは沖縄にはない物で、こちらにいるとあの光景はとても懐かしくいいものに思えます。
「桜」の歌を卒業式しーずんに聞いて泣けるのは本土特有のよさである。
(沖縄では、キロロのような友との別れを歌ったような歌が印象的かな・・・

3/1は沖縄の県立高校の卒業式で、
国際通りでは卒業式帰りの花束をたくさん抱え泣きながら歩く高校生をたくさん見かけることができます。
ほほえましい光景です。^^
また、
このシーズンは街中で真っ白な粉をかぶった子を街中で見かける事があります。
普通小麦粉をかけられた学生を見たら、学校でひどいイジメに会っているんだろうと思うでしょう。
しかし、
これは沖縄独特の卒業式の風景で、
『沖縄では卒業式にメリケン粉を卒業生に投げる』
という事がここ数十年の間に流行って行われてきています。
(私的には今のこの習慣は悪しきものだと思いますがね…)
このシーズン沖縄に旅行にくる方は、卒業式を行っている学校の門の外でその光景を自分の目で見るのも今の沖縄の実態をしる一つの方法ではないでしょうか?
本当の沖縄がそこにはあります。
(この光景に会えるのは年に一度このシーズンしかありませんよ)
この習慣は大昔はなく
近昔(1X年前から)に始まり、「お別れを惜しみ親しみを込めて振り掛ける」というものでした。
最近は、「悪ふざけ=悪しき習慣」になってきています。
そして現在は、「禁止行為とする学校が増えてきている」となりつつある。
(元々の意味をなさなくなったので当たり前の結果と言えばけっかですねっ。。。)
紙吹雪を卒業生に降らせるでしょ?
その代わりがメリケン粉になり。沖縄のノドカナ風土がそれを面白い物として受け入れた。
メリケン粉を多くかけられるのが人気の証でありその学校で後輩に慕われている人なのである。
本土では卒業式に第2ボタンを取らる人がその人の人気度であったりしたじゃないですか?
あれと一緒ですねっ
イメージ的には後輩の女子が
「先輩かっこいー!私をわすれないでねー!」
ってかけたり、
部活の先輩に後輩が親しみを込めて
「先輩お疲れサマー!ありがとうー!」
ってかけたりしていました。
(一種のバレンタインのチョコみたいなもんですかねっ!?(笑))
…で、
去年やって楽しく・盛り上がったから今年もやる。
それが発展してきて、
パン粉になったり、とりあえず卒業生全員にかける、お世話になった先生にもかける。
しかし、
いつしかエスカレートして本来の意味を忘れて暴走しだした。
卵を投げつけたり、消火器を噴射したり、マヨネーズをかけたり、水風船を投げつけたり
嫌がらせ&悪質な行為に発展して言ったのである。
これを見ると沖縄の成人式を思い出します。
なんで元はいいものなのに、段々悪が目立とうとして壊していってしまうんですかね~。。。
この習慣が出来始めた当初のかたはとても楽しい思い出だったのではないでしょうかね?
(あなたの年代ではアナタはどう感じましたか?)
補足:
メリケン粉=小麦粉です。
(沖縄はアメリカーに占領されていたのでそのような向うの言葉が日常にまだ残っていて今でも使われています)
**************2006/3/19追記**********
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**************2006/3/19追記**********
最近料理に凝っているという友人が、料理についての話してて~
なごやか~に話が進行してる中。
丁度小麦粉の話が出てきた時に
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