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2006年04月20日

ティダブログでは誰も取扱わないが注目している事・・・

 《沖縄市市長選挙》

私の気になっている場所 「泡瀬干潟」 にからむ重大局面を迎えている場所が沖縄のとある場所にはある。
それは【沖縄市】という場所で沖縄の中でも米軍色の強い所である。

沖縄市:
沖縄の真ん中に位置し、米軍基地も沖縄内でもっとも集中している場所。
戦後の沖縄復興の中で基地関係の商売をすることで米軍人が落とす思いやり予算で栄えた町。
私の知人も、その当時はドルで給与を貰っており(1ドル=約360円で)
基地関係以外で働いていた普通の沖縄の人よりだいぶ羽振りの良い生活を送っていた。
また、
沖縄文化の中心的場所であり沖縄民謡の歌い手を数多く輩出。
最近、沖縄ミュージックタウン構想とやらでなんとか衰退を防ごうとしている。

有名なもの、
中の町。ビラミッド。チャーリータコス。コリンザ。ゲート通り。 


前(現?)市長の仲宗根正和氏は
東部開発を協力に推し進めた推進派であった。
(何か賄賂を貰ったのか?誰に騙されたか?おいしい話を持ちかけられたのか?という様な急でおかしな行動であった)

先日(4/16)、沖縄市長候補者の公示があり立候補者は二人(桑江・東門)のみで
    東海岸開発が最大のポイント
である。

沖縄初の女性市長が誕生するのかにも注目したいところだっ!


東部開発計画:
東海岸(日本有数の干潟「泡瀬干潟」)を埋め立て、内地や海外の企業を誘致し。
マリーナを立て・マンションを立て、リゾート地を作り観光客を呼び、
(よくわからんが)
「アジアで一番の核になる場所にしよう!」
という計画。


桑江朝千夫(50)
保守系無所属。前市議。自民、公明推薦。
・東部開発を強力に推進する派。
応援者、
 仲宗根正和 現市長(=桑江選対本部長)
 稲嶺恵一 知事
 県選出の与党国会議員
 県議
 市議団
 佐藤ゆかり衆院議員(自民)、
 遠山清彦参院議員(公明)


東門美津子(63)
革新系無所属。前衆院議員。社民、社大、共産、民主、自由連合推薦。
・東部開発は市民の意見を尊重する派。

応援者、
 ???


では、
まったくこれについて知らない人の為に簡単に簡単に解説&紐解いていってみよう!おすまし



まずは、
  日をおって両者の意見を見ていってみよう。。。ニコニコパー

********************
4月8日 事前 公開討論会。
 主催:沖縄青年会議所 他
 場所:沖縄市民会館
 内容:「両名の沖縄市長選にかける思いの発表と討論」


桑江朝千夫(50)
・東部開発を強力に推進する派。
・失業率対策は「IT産業を誘致するほか、ミュージックタウンを活用した観光客へのガイドを養成する」。
・思いは「中核都市の機能を持つ中部合同庁舎を造る」。


東門美津子(63)
・東部開発は市民の意見を尊重する派。
・失業率対策は「市役所に雇用相談室を設置し、働く女性の子育て支援や機能訓練のサポートをする」。
・思いは「市長室のドアを開け、市役所は市民のためにあるという改革をする」



【うみうさぎの目】
東門氏には
市民の意見を尊重すると言うよりも反対といってもらいたい所です。
(その方が市民も解りやすく選びやすいでしょう!)
この公約だと今まで沖縄でよく起ってきた「開発に反対で反対派の人に投票して夢を託したのに何故か開発が決定し行われてしまう・・・」
という現象がまたおこる可能性もありえる。
選挙で自然破壊反対派が東門氏を選んだのに、当選後は何故か「市民の思いは開発で経済が潤う事である」とがいって開発が進んでしまう。
結局、そもそもどっちを選んでも同じだった!って今までどおりのことが起こりかねない。
沖縄は女性が非常にパワーがあるので変えられるのかも?と前例が無いだけに期待ももてる。


桑江氏は↓こう発言↓するが、
「東部開発は沖縄市にとって百年の大計。外資系のホテルや国連機関を誘致して、アジアの拠点として一年でも早く完成させる」。
「IT産業を誘致するほか、ミュージックタウンをフルに活用する」。
「中核都市の機能を持つ中部合同庁舎を造る」。
もう絶対感覚がズレているとしか思えない。
(土建屋や不動産の土地関係者が潤う一時的な事業ばかりである)
こんな夢見事は今の小学生でもいわないと思う。
今の沖縄市がしなきゃいけないレベルとはとても思えない。。。
********************
**********************
4月10日 事前 公開討論会。
 日: 4/10
 主催:琉球新報社 他
 場所:あしびなー(市民200人)
 内容:「両名の沖縄市長選にかける思いの発表と討論」


●東部海浜開発について
桑江氏は 「情報は公開されており、環境に配慮している。市民の願いとして強力に推進する」
東門氏は 「市民に情報を公開しながら検討し、見直すべきところは見直さなければならない」


●旧東恩納弾薬庫跡地が今後返還された後、陸上自衛隊の射撃場建設を容認している現市政の方針について、
桑江氏は 「返還を望まない地権者の意向を尊重するのは当然だ」と支持。
東門氏は 「雇用を生む施策が必要で、基地建設を助長すべきでない」と反対。


●在日米軍再編に関し、防衛庁と名護市が普天間飛行場移設の「新沿岸案」に合意したことについて、
桑江氏は 「普天間基地の危険性除去が一歩前進したと考えると、歓迎する立場だ」と、評価。
東門氏は 「辺野古沖であれ、新沿岸案であれ反対。基地の縮小撤去を進めるべきだ」と、評価しない。


●当選後最初に取り組むことは、
桑江氏は 「県中部合同庁舎誘致の早期実現」。
東門氏は 「沖縄市活性化委員会の設置」。


【うみうさぎの目】
今回も「経済振興策、行財政改革、東部海浜開発」などでお互いの意見を発表し、大体は事前に解っているとおりの発言であった。
その中で注目すべきは、
今までの新聞やTVのマスメディアで余り伝わっていなかった、「旧東恩納弾薬庫地区への自衛隊射撃場建設」についての二人の意見の対立であろうか。

また、
桑江氏の言った「返還を望まない地権者の意向を尊重するのは当然だ!」に、
土地持ち(=有権者、有力者)は基地に土地を貸すことによって落ちてくる大きなお金でがっぽがっぽという沖縄の抱える問題が見え隠れしている。
(これ↑は以前の記事でもかきましたねっ!!
本土の人には理解しずらいかもしれませんが、
収入の少ない沖縄において確実に多大なお金が入ってくるおいしい事は逃したくないってのは・・・
飴の味を知ってしまった人の考えです)
***********************************


沖縄市の現在(2006/4/15)の選挙人名簿登録者数は、
9万6235人
( 男4万5661人 女5万574人 )


争点は
東部海浜開発の在り方や中心市街地活性化、基地問題や行財政改革、福祉などで、両陣営は互いの主張を元に激しい票集め作戦を展開している。

「自公」対「反自公」の戦いとなった今回の沖縄市長選は、秋に予定される県知事選を占う上での重要な選挙で、その結果を注目して見たいと思う。


沖縄市長選は一週間後 【4月23日】 に投票が行われる。。。。

さて、沖縄市民はどういう選択をするであろうか?


(名護市の失敗を繰り返さないでほしいと願いたいところだが・・・。
そんなことより日々の生活を送るのが厳しいから「景気回復・雇用拡大」って言葉だけに飛びついてしまいたいって苦しい現状もわかる・・・。
とにかく今後の沖縄を占う上でも注目でありじっくり見守ってみたいと思っている。)


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Posted by うみうさぎ at 00:46│Comments(5)泡瀬干潟
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私の住む沖縄市では、ただいま市長選挙の真っ盛り。よく分からないけど、保革対決、と...
選挙で悩む【沖縄情報ハイサイ満載通信ブログ【ゆくログ】】at 2006年04月20日 03:35
この記事へのコメント
実は僕もてぃーだブログで沖縄市長選のことは書かせてもらいました。名護市長選挙のような分裂選挙ではなく、ある意味一騎打ちのガチンコ勝負なので、有権者にも分かりやすいと思っています。沖縄市の有権者がどのような判断を示すのか、僕も気になっています・・。
Posted by ゴン at 2006年04月20日 06:40
さっそくよまさせて頂きました!
ゴンさん的にはどっちに投票する派なんでしょうかね? ^^
Posted by うみうさぎ at 2006年04月20日 09:19
気になる泡瀬のことがあるので気になっていました。 
保守VS革新なんですよね。
コザは確かにどんどんさびれてきてるけど
だからといって なんでもかんでもやるっていうのは・・・・・でも結局 うみうさぎさんが心配してるようなことになりはしないかと・・

沖縄市民じゃないから関係ないって思わず
どうなるかしっかり見ておきます!
Posted by しーぽん at 2006年04月20日 20:23
私も報道ブログ(笑)として辺野古移設問題を含め色々書きたいのですが・・・。
なにせ文才がないためこの程度の記事を書こうと思ったら余裕で半日以上かかってしまします。
書きたくても書けないのが現状であります。

さて、東部海浜開発の件で、この場を借りて私が知っている範囲の内容で少しお話したいと思います。
まず、何十年前ですかね、
東部海浜開発の計画が発表されたのは?
当初、沖縄市の単独事業として計画がなされたのですが、莫大な予算が必要なため計画のみで殆ど実行されていませんでした。
現市長で当時の東部海浜開発室長である仲宗根市長は部署名としては花形のような名前ですが、実際は職員は数名の部署でした。
仲宗根市長が誕生する前か後かは忘れましたが、この東部海浜開発を国が事業主体として名乗りをあげてから、急に事業が進みだしました。
急に進んだ理由、それは隣接する中城湾新港地区の大型貨物船の航路を確保するために海底の土砂を掘ったあとの土砂捨て場として国が沖縄市の計画に載った形です。

なので、埋立て後のホテルやリゾート誘致など埋立て自体が必要かの論議も大切なのですが、沖縄の自立経済を目指し自由貿易地域を誘致した中城湾港新港地区のために東部海浜開発があるという事も忘れないで欲しいです。
しかし、中城湾港から出る土砂は東部海浜開発の埋め立てでは足りないという話も聞いています。
もしかしたら、辺野古の沿岸案が出てきた理由もこの土砂捨て場の1つ噛んでいる可能性があると私は見ています。

だからといって私は埋立にはもちろん反対です。

そろそろ仕事に行く準備をします。
長文ですみませんでした。
Posted by ぴろりーじょな。 at 2006年04月21日 07:03
ありがとうございます。
こちらでご意見書いていったらいいですよっ!(間違ったな~って思ったら連絡を頂ければ消しますしf^^;)

>隣接する中城湾新港地区の大型貨物船の航路を確保するために・・・

ほんと夢物語ですねっ!大型貨物船・・・私には勝連のホワイトビーチに入ってくる米軍の戦艦しか大きな船は中城湾には見た事ないですよっ。。。

東部海浜開発の経緯有難うございます。
ぴろりーじょなさんの思いが見える文でした。
Posted by うみうさぎ at 2006年04月21日 11:27
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