2006年03月04日 05:23
酒をつくり
つまみをそばにおき
部屋を暗くして
ヘッドフォンをして・・・
ビデオを ポチッ と ON!!
(ジブリの作品は音と映像が良いので私はなるべく大音量で聞きたいので近所迷惑を考えヘッドフォンでみてます。 沖縄って結構アパートが密集してるから大変なんですよーっ!
これも沖縄=田舎と思っている人には想像できないでしょうね~(笑)
また、
嘉手納の近くに住んでいれば飛行機の音でTVの音かき消されてしまうから別の意味でヘッドフォンが必要です() )
ジブリ作品は
見終わった後の何ともいえない心の動きが私はスキです。
(今回も色んな意味で感じる物がありました )
今回の映画の中でみられるあの風景。とても懐かしく思います。
(昔の高度経済成長時代はあんな感じだったな~。)
団地の鉄の扉。
間取り。
階段で同じ場所の人とすれ違った場合のやり取り。
でんしゃ。
着ている物。
岡の上からみた町並み。
中学校時代の光景。
(職員室に入る時には一礼をして。廊下で先生とすれ違う時はエシャクヲしたものだ・・・。)
近くに神社がありよく遊んだものだ。
TVなんか見なかった。
「宮崎駿」 って人はあんな年配の方なのに何で私と同じ(感じてきた)風景を描けるんだろうか?
あの人の映画はとても懐かしい物を思い出させます。
今の映画にありがちな色んなものを漬け込むのでなく日常ふと感じる光景を上手く切り取っている。
当初想像していたのでは「魔女の・・・」みたいに非現実の物語かと思っていたが全然そんなことなかった。
「普通の中学生の女の子が好きな子ができ
その子と自分を比べ自分の未熟さ将来の不安さに迷い成長していく。」
って単純な簡単なとくに何もないストーリーでしたが111分満足できました。
★良い点
・音楽がいい。
(もっとCMなどでやっていたカントリーロードって歌が話しに関わってくると思っていた)
・ストーリーがいい。
(もっとCMなどでやっていたカントリーロードって歌が話しに関わってくると思っていた。
デブ猫が細猫に化けると思っていた。
不思議の国のアリスみたいに猫とどっか不思議の国を旅すると思っていて想像と違っていた。
音楽を引くときに出てくる人が特に他に絡んでこないのが裏切られた。
おじいちゃんの彼女との別れの話がもっとストーリーを膨らませるとおもっていたがあっさりしていた。
)
・構成がいい。
(昔の家族を思い出させるあの構成はすばらしい。無口なお父さん。お父さんをたてるお母さん。しっかりしたおねーちゃん。友達がいて、友達の男の子に恋して、その子は自分が好きで、自分は他の人が好きで・・・ありきたりな恋模様だがいやみがない。)
・絵がいい。
★悪い点
・友達の女の子の家がありえない程綺麗。
・男のこの家があの風景の土地にはありえない造りである。
・声が小さくて何を言っているか聞きづらい言葉がある。
●総評
いろんな事があるのでもっと色々話を膨らまさせる事が出来るのにあえてしていないで伝えたいことダケに焦点をあてストーリーを勧めている贅沢な映画に感じた。
その分風景を見る余裕があり、とても懐かしい光景を思い出せた。
普通は見終わった後なんとなく自分で色々なことを考えさせられるのが宮崎駿の作品の特徴だが、この作品は他と違っていてすっきりしたハッピーエンドでおわっており珍しく感じた。
とってもいいって訳ではないがナカナカであった ^^
GOOD! である。