2006年03月09日 00:01
物語は、
山神様(やまに住む山の守り神)が「狂い神」になりアシタカのいる町を襲いにきて
それを退治した際に自分も怪我をおい、それは必ず死ぬ毒であり、
それを払う方法を求めて聖なる山を目指すというものである。
その中で巫女がいう言葉に、
「お前の目で真実を見て・確かめ・見極めろ」 というシーンがあり
何故、「山神様」 が 「狂い神」 になったのか知りにその目で確かめにいくのである。
たどり着いた先には、
「木を切り倒し・山を削り取り・鉄を精製している村」
があり、
自然や木を守ろうとする山の守り神を次々と倒して山の木をもっと手に入れようとしている。
山神からすれば、村人は自然(住んでいる場所)を壊す悪である。
村人からすれば、生きていくためには木が必要だから山神は邪魔をする悪である。
アシタカはどうするのか・・・?
今回の 普天間基地移設問題 を心の片隅に置きながらこの物語を見ると
何か沖縄に似ているなー・・・と思えます。
・ 沖縄県民からしたら米軍は100害あって一利なしである。
・ 軍関係で生計を立てている人にとっては沖縄にあって高収入のこの職を失いたくない。
・ 建築系で生計を立てている人にとっては公共工事ならいい儲けになる。
・ 基地に土地を貸している人は沖縄にあって高収入の儲け口を失いたくない。
同じ沖縄県人同士がいがみ合い、親戚でも自分が生きるためには傷つける・・・。
この物語はジブリ作品にしては珍しくすっきりとしたハッピーエンドで終わるのだが
沖縄の物語の結果はどうなるのだろうか。。。
また違った感じで見えた「もののけ姫」でした。
見たことない人は是非見てみてください。
(そして、貴方はどう感じたが教えてください。貴方の心にはどうこの物語は見えましたか?)
アクション物でなくホッと癒されたい人にはお勧めです!